「Tree of Life」小松透写真展
ギャラリートーク 萩原朔美×小松透

Tree of Life | Toru Komatsu 小松透写真展

2023年3⽉16⽇(木) 19:10ー20:30(終了予定) アーティスト:小松透[写真家] ゲスト:萩原朔美[映像作家、演出家、エッセイスト] 映像作家、演出家、エッセイストでもある萩原朔美氏(多摩美術大学名誉教授、前橋文学館長)を迎えてギャラリートークを開催いたします。多摩美術大学の師弟関係でもあるふたり、お互いのライフワークでもある〝定点観測〟について語り合っていただきます。 定員:20名(要予約)←満席になりました(3/14) 参加費:無料 ※お申込受付は先着順とし、定員になり次第締め切りとさせていただきます。 ※配信等の予定はありません。 【ご予約・お問い合わせ】 メールにてご予約ください。 ①お名前 ②お電話番号をご記入の上、件名「3/16ギャラリートーク」info@iwaogallery.jpまでお申し込みください。 ◉萩原朔美(はぎわらさくみ) 1946年東京生まれ。映像作家、演出家、エッセイスト。母は小説家・萩原葉子。祖父は詩人・萩原朔太郎。67年、寺山修司主宰の「演劇実験室・天井棧敷」で役者・演出家として活躍。75年、雑誌「ビックリハウス」編集長に。現在、前橋文学館館長。多摩美術大学名誉教授、アーツ前橋アドバイザー、金沢美術工芸大学客員教授。著書に『思い出のなかの寺山修司』『定点観測』『砂場の街のガリバー』『死んだら何を書いてもいいわ』の他多数。 ◉小松透(こまつとおる) 1969年宮城県生まれ。94年、多摩美術大学芸術学科卒業。写真家、TokyoLightroomプリンティングディレクター、RED Photo Galleryのメンバーとして活動。1992年より「静物」をテーマに映像作品と写真作品を制作。2016年11月Place M出版より写真集『遠い渚 ─a distant shore─』を刊行。同年、Steidl Book Award Japanにて、ファイナリストに選出。現在ドイツの出版社Steidlにて未だ写真集制作中。2020年6月よりPlace Mのメンバーとなり、2021年3月 Place M出版より写真集『nature morte ─aprés311─』を刊行。

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Tree of Life | Toru Komatsu
小松透写真展

Tree of Life | Toru Komatsu 小松透写真展

2023年3月9日(木)~26日(日) [木・金・土]12:00ー19:00 [日]12:00ー17:00 ※月・火・水 休廊 2011年3月11日の大震災、実家の古い家も倒壊した。写真家・小松透は息子をアシスタントに東北の太平洋沿岸に足を運び撮影を続けた。本展は、その10年をまとめた 写真集『nature morte ─après 311─』(2021年)を中心とした写真展を開催する。本展のタイトルは〝Tree of (still)Life〟であり、小松は「写真は〝still Life〟である」と言う。彼はどこかに迷い込むかのように木(木々)を撮り続け、その先に何が見えてきたのだろうか……。小松の写真には一貫して静けさが漂っている。取り残された木(木々)、地を這うように倒れた木(木々)、静寂のなかに広がる荒涼な風景は、時として、異国のような雰囲気を醸し出す。時を経て、儚くも力強い自然(木々)の先に希望がみえる。 ーーーーーーーーーーーー 《同時開催》小松透 Toru Komatsu 「New Horizon」 会期:2023年3月6日(月)~19日(日)12:00-19:00 会場:RED Photo Gallery 東京都新宿区新宿1-2-11 近代ビル2F https://photogallery.red ーーーーーーーーーーーー ◉小松透(こまつとおる) 1969年宮城県生まれ。94年、多摩美術大学芸術学科卒業。写真家、TokyoLightroomプリンティングディレクター、RED Photo Galleryのメンバーとして活動。1992年より「静物」をテーマに映像作品と写真作品を制作。2016年11月Place M出版より写真集『遠い渚 ─a distant shore─』を刊行。同年、Steidl Book Award Japanにて、ファイナリストに選出。現在ドイツの出版社Steidlにて未だ写真集制作中。2020年6月よりPlace Mのメンバーとなり、2021年3月 Place M出版より写真集『nature morte ─aprés311─』を刊行。   小松 透 写真集 『nature morte ─après 311─』 印刷:2021年3月11日初刷 発行:Place M 5x5inchサイン入りオリジナルプリント付き。 300部限定 価格:¥8,000(税抜)   あれから10年、その間にも何度も東北の太平洋沿岸に足を運ぶ度に息子の静をアシスタントとして連れて行った。海岸沿いには裾野の広い防潮堤がどんどん築かれ、遠くからは海が望めず以前の面影はなくなっていくけれど、防潮堤を越えれば以前と変わらない広い海が広がっている。驚くことに一本松は本当の意味で静物となったが、希望の象徴であることにかわりはない。小学3年生だった静は19歳になった。静と一緒に一本松の前で写っている父親はもういない。その写真を褒めてくれた母親も。世界中の人が外に出る際にマスクをするようになるとは。そう考えると10年という時間は長く感じるが、僕にとっては、あの日が昨日のことのように思えてならない。だけど、じっとしてはいられない。ただ先へ進め。

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