Cellule
作曲家と写真家による作品展と演奏会
2025/1/25(sat)

2025年1月25日(土)
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[Cellule]
作曲家と写真家による作品展と演奏会

作曲家 海老原 太の新作によって構成される演奏会、及びそれらの曲集から着想を得て制作された写真家 縣 美千子による写真展を同一空間にて開催いたします。

出演:岡田恵美子(フルート)、永谷陽子(ファゴット)
作曲:海老原太
写真:縣美千子

\concert/
「フルートとファゴットのための作品集IⅢ “Cellule”(胞)、IV “Entre Deux Mondes”(二つの世界の間で)」
日時:2025年1月25日(土)15:00 開演
会場:iwao gallery 東京都台東区蔵前2-1-27 2F(御蔵前通り)
定員:20名(要予約)
入場料:1,000円

\exhibition/
同日12:00~15:00(公演開始前まで)入場自由・無料

お申し込みは、2024/12/23(月)より開始いたします。
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入場料:1000円
定員:20名(要予約)

※お申込受付は先着順とし、定員になり次第締め切りとさせていただきます。

※配信等の予定はありません。

【ご予約・お問い合わせ】

メールにてご予約ください。
①お名前 ②お電話番号をご記入の上、件名「2025/1/25 演奏会」info@iwaogallery.jpまでお申し込みください。
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 今回のコンサート(また、作品展)について、いくつか珍しいとも言える特徴的な点について触れておきたいと思います。
 第一に、フルートとファゴットのデュオによって演奏が行われるという事です。クラシック音楽の長い歴史を顧みても、この2本の楽器だけのために書かれた曲を見つけるは難しいと思われます。これは、それぞれの楽器が得意とする音域が開離し過ぎる傾向があるため等の理由によるものでしょう。しかし、この問題を演奏技術と作曲上の工夫によって克服することで、広い音域と異なる性質の音色を駆使して新たな可能性を追求するという意味で、演奏家と作曲家が協力しての恰好のチャレンジとなります。
 第二に、曲目は全て一人の作曲家の新作のみによって構成されており、このコンサートにおいて発表されることを目的とした一貫性のあるプログラムと言えます。
 さらに、この演奏会は写真作品の展示を伴って行われます。タイトルにCellule(胞)とありますが、ともに発表される音楽作品の構造や手法から着想を得て、視覚的に変換し表現されたものです。
 是非、様々な観点からお楽しみ頂きたいと思います。

 なお、曲集 “Cellule”についてですが、小さなモチーフのみによって有機的に構築される一連の作品が中心になっています。ここでは厳格な書法を自らに課していますが、それに対し次の曲集〝二つの世界の間で〟では素材を限定しないより自由な表現で、睡眠と覚醒の間を彷うような、混沌とした状態の中に心地良さを見出そうとする、そんな音楽を作りたいと思いました。

2025年1月
海老原 太