記憶のタナ
松岡 学 展
2025/5/8(thu)〜25(sun)

記憶のタナ|松岡 学 展 2025年5月8日(木)ー25日(日)   [木・金・土]12:00ー19:00[日]12:00ー17:00 [休廊]月・火・水   ————— 堤防の端から糸をだして、しばらく待つ。 釣れなければ、糸の長さや場所をかえてみる。 暗くなるまえになにか釣れたら、と思っていた。 ————— 松岡学は富山県の港町で生まれ育ち、釣りを趣味としている。タナとは釣り用語であり、魚が遊泳している層のことをいう。 松岡の絵は情報量がかなり少ない。意識的に削ぎ落としている構図によって、陰影が奥へと誘導され、筆跡のストロークが空気の動きや時間の流れを画面から感じ、景色が動き始める。「モチーフにどれだけ記憶が含まれているかを考える。自分が深く関わった場所を描くことで、新たに何かを思い出したり、個人的な象徴性のレイヤーがそこに表れたら良いと思う」と彼は言う。彼は記憶を探り、層を描き、そして、鑑賞者は時間の変化を感じ取る。瞼の裏に映るような記憶、情景が脳裏に焼きつく感覚がある。 本展の作品はすべて〝海景(seascape)〟で構成されている。松岡の描く海景は、小説の一文、映画のワンシーンのようでもある。絵の前で時間を忘れて佇んで欲しい。彼の記憶の原風景「記憶のタナ」を是非ご高覧ください。 ◉ 松岡 学[Gaku Matsuoka] 1988年富山県生まれ。2014年武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程美術専攻日本画コース修了。創画会会友。2015年VOCA2015「現代美術の展望─新しい平面の作家たち」佳作賞(上野の森美術館)。2020年「Lyrical Songs」(Pragmata/東京)2021年公益財団法人吉野石膏美術振興財団「若手日本画家による展覧会助成」採択(アートスペース羅針盤/東京)2022年「松岡学 個展」(アートスペース88/国立)2023年「うつろうものと…かわらずに在るもの」(国登録有形文化財 豪農の館 内山邸、薬種商の館 金岡邸/富山)、「松岡 学 個展」(第一生命ギャラリー/有楽町)。個展、グループ展多数。 https://gakumatsuoka.jimdofree.com Instagram: @gaku.matsuoka Gaku Matsuoka Solo Exhibition 2025.5.8(thu)-25(sun) Open:Thu-Sat 12:00-19:00 Sun 12:00-17:00 Close:Mon-Wed

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PLANTS/BOTANICAL
三上晴子没後十周年展
2025/4/24(thu)〜27(sun)

PLANTS/BOTANICAL 三上晴子没後十周年展 2025年4月24日(木)〜27日(日) [木・金・土]12:00ー19:00 [日]12:00ー17:00 ※private viewing: 4/23(水)15:00-19:00 ※月・火・水 休廊 三上晴子(1961-2015)の急逝から10年になるのを機に、生前はほとんど公開されることのなかった1980年代の作品を中心に展示いたします。没後、自室から発見された手作りの鉄製花器や、額装されたボタニカル絵画も併せて公開。終生変わらなかったジャンクや植物への思いを振り返ります。 ◉三上晴子[Seiko MIKAMI] 1961年静岡県生まれ。2015年1月2日没。享年53歳。 1984年より「情報社会と身体」をテーマに、鉄クズやチップ、コンクリート片をはじめとする廃物を使ったジャンク・スカルプチュア制作(インスタレーション作品)やパフォーマンスなどの活動を始める。1985年サッポロ・ビール恵比寿工場の研究所廃墟にて《滅ビノ新造型》と題する個展を開催し、核戦争後の廃墟化した都市の姿を彷彿とさせる作品群が話題となる。これ以降、情報社会と身体(生体、免疫、情報戦争など)をテーマとした大規模なインスタレーション作品のシリーズを展開するようになる。 1990年代にはニューヨークに拠点を移し、自らコンピュータサイエンスを学んでベル研究所の研究員を務める傍ら、バイオロジーとインフォメーションを横断する新たな概念「Bio-Informatics」としてのメディアアート(人工知能、コンピュータウィルス、ネットワーク)を提唱。主に欧米のギャラリーや美術館で作品を展示した。 当時はまだほとんどなかった、観客参加型のインタラクティブ・アート作品を初めて発表したのは、1991年のP3 altanative museum,tokyoの《パルス・ビート〜あなたの脈拍を貸して下さい》。その後、「知覚によるインターフェイス」というテーマが基軸となり、観客の身体や知覚が介在するインタラクティブ作品を数多く発表していくようになる。 1995年にインターネットが一般化されると即座に表現メディアとして取組むようになり、視線入力による作品《Molecular Informatics》(キヤノン・アートラボ企画展 1996-07)、聴覚と身体内音による作品《World Membrane and the Dismembered Body》(NTTインターコミュニケーション[ICC]1997)、触覚による三次元認識の作品(NY 1998)、重力を第6の知覚と捉えた作品《gravicells―重力と抵抗》(市川創太との共作。山口情報芸術センター[YCAM]2004-10)、情報化社会における二重化された個人の存在と情報エージェントをテーマとした壮大な作品《Desire of Codes/欲望のコード》(山口情報芸術センター[YCAM]2010)、オープンソース化された最新の視線検出技術を利用した《Eye-Tacking Informatics-視線のモルフォロジー》(2011)などを発表。これらは世界各地のアートセンターやフェスティヴァルに繰り返し巡回展示された。 2015年に急死する直前まで、チューリッヒ工科大学との共同研究で、多数の超小型ドローンを制御する作品の実現を試みていた。 1961年生まれ 1991年よりニューヨークに拠点を移す 1995年ニューヨーク工科大学コンピュータサイエンス修士号 2000年帰国。以降、多摩美術大学にて教…

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the Seen and the Unseen
ギャラリートーク 中野正貴×伊賀美和子
2025/3/29(sat)

2025年3⽉29⽇(土)
←満席になりました(3/26) 
18:00ー19:30(終了予定) 中野正貴[写真家]×伊賀美和子 写真家・中野正貴氏を迎えギャラリートークを開催いたします。 定員:20名(要予約) 参加費:無料 ※お申込受付は先着順とし、定員になり次第締め切りとさせていただきます。 
※配信等の予定はありません。 【ご予約・お問い合わせ】
メールにてご予約ください。
①お名前 ②お電話番号をご記入の上、件名「3/29ギャラリートーク」info@iwaogallery.jpまでお申し込みください。 ◉中野正貴[Masataka Nakano] 写真家。1955年福岡県生まれ、翌56年より東京在住。武蔵野美術大学造形学部 視覚伝達デザイン学科卒業。写真家・秋元茂に師事、1980年独立。雑誌表紙、各種広告撮影で活躍。2000年無人の東京を撮影した写真集『TOKYO NOBODY』(リトルモア)で日本写真協会賞新人賞を受賞。2005年写真集『東京窓景』(河出書房新社)で第30回木村伊兵衛写真賞受賞。2008年写真集『MY LOST AMERICA』(リトルモア)で第8回さがみはら写真賞受賞。2021年第37回写真の町東川賞 飛彈野数右衛門賞受賞。2024年写真集『TOKYO EYE WALKING』(リトルモア)。2019年写真展「東京」(東京都写真美術館)、2024年写真展「Pathos」(キヤノンギャラリーS/東京)を開催。 ◉伊賀美和子[Miwako Iga] 美術家/写真家。1966年 東京都生まれ。1999年「キヤノン写真新世紀」優秀賞受賞。ミニチュア玩具や人形を登場人物として情景を描き出した写真作品を制作。近年、写真だけにとどまらず、造形、絵画、ドローイング、インスタレーションと活動の幅を広げている。2000年「A STORM IN THE LIFE ー台風一家ー」(セゾンアートプログラムギャラリー/東京)2003年「テンペスト・イン・ティーポット」(小出由紀子事務所/東京)2007年「Madame Cucumber」(ベイスギャラリー/東京)「Madame Cucumber」(イヒョン・ソウル・ギャラリー/ソウル)2010年「悲しき玩具〜The Open Secret」(ベイスギャラリー/東京)2015年「THAT’S NOT ENOUGH.」(ベイスギャラリー/東京)個展。作品集に『Madame Cucumber』(2007)がある。 https://madamecucumber.art

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the Seen and the Unseen
伊賀美和子展
2025/3/27(thu)〜4/13(sun)

the Seen and the Unseen ー秘密の遺物ー 伊賀美和子展 2025年3月27日(木)〜4月13日(日) [木・金・土]12:00ー19:00 [日]12:00ー17:00 ※月・火・水 休廊 ※3/29(土)ギャラリートークのため18:00で閉廊いたします。          ✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎ 見えるものと見えざるもの——発掘された遺物と記録された写真   これは真実か、それとも、時を超えて現れた物語か。          ✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎ 作家25周年を迎えた伊賀美和子は、10年ぶりになる東京での個展「the Seen and the Unseen ー秘密の遺物ー」を開催いたします。 伊賀は1999年キヤノン写真新世紀展での受賞以来、一貫して玩具、それも人形を主たる被写体に多彩な表現を展開してきた。そのなかで《マダム・キューカンバ》という自己投影をした小さな人形を主人公にした物語を写真で表現してきた。本展では、古代文明の発掘品として《マダム・キューカンバ》が登場する。 伊賀は、幼少時代から人形に魅了され、人形を通して人間の〝生命の本質〟や〝繋がり〟を表現しようと模索してきた。今まではプラスチックの素材を用い、過去と現在をつなぐシンボルとして《マダム・キューカンバ》を用いた人生の場面を、写真媒体を通して物語を作ってきた。しかし近年、「古代の人間はどのような祈りをこめて人形を作ったのだろうか?」という疑問を抱き続けていた。 過去と現在を繋ぎ、人々に再生の可能性を語りかけようとしている新作は、古代の人形が時を越えて新たな命を与えられたようでもある。物語の中で巡り巡る生命の循環を表現した《マダム・キューカンバ》シリーズは、こうして新たな一歩を踏み出したのである。かつての登場人物たちが、古代の姿にタイムスリップしたかのようである。2000年より続いた《マダム・キューカンバ》の地平線は、この時代に辿り着いた。「これは真実か、物語か」作家が生み出すナラティブ(物語性)な世界に引き込まれるでしょう。発見とは何か、歴史とは何か、美術とは何か、いろいろな疑問が浮かんで来るだろう。是非、ご高覧ください。 【追記】作品キャプションは、作品と作家のメモから AI が解説をしたものであり、AI との協奏(狂奏)もお楽しみください。 [プリント協力:キヤノン株式会社] ✴︎ gallery talk ✴︎ 3.29(土)18:00ー19:30 中野正貴[写真家]× 伊賀美和子 ※ギャラリートーク(無料、要予約)の申込受付は3/12(水)よりHPにて告知いたします。 ◉伊賀美和子[Miwako Iga] 美術家/写真家。1966年 東京都生まれ。1999年「キヤノン写真新世紀」優秀賞受賞。ミニチュア玩具や人形を登場人物として情景を描き出した写真作品を制作。近年、写真だけにとどまらず、造形、絵画、ドローイング、インスタレーションと活動の幅を広げている。2000年「A STORM IN THE LIFE ー台風一家ー」(セゾンアートプログラムギャラリー/東京)2003年「テンペスト・イン・ティーポット」(小出由紀子事務所/東京)2007年「Madame Cucumber」(ベイスギャラリー/東京)「Madame Cucumber」(イヒョン・ソウル・ギャラリー/ソウル)2…

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遠く霞む
羽田 誠
2025/2/27(thu)〜3/9(sun)

2025年2月27日(木)ー3月9日(日) [木・金・土]12:00ー19:00  [日]12:00ー17:00 ※月・火・水 休廊  誰もいない山の中、湿度を纏った空気が私を包む。 
目の前と遠くの境目がなくなり、その先が見えない。 
ゆっくりと夜が明ける。 
山際から昇る朝日が波のように放射され、 
微粒子の向こうに景色が浮かび上がる。 
霧や靄はやがて見えなくなり、空中に消えてゆく。 羽田誠は数年来、長野県北部に通い続けています。もともとは撮影の仕事で訪れた土地でしたが、そこに生じる光の作用に強く惹かれ、その後も取材とも旅ともつかない時間を重ねてきました。特に羽田の関心を引いたのは、標高のある盆地特有の、刻々と変化する霧や靄です。本展では、夜明けから早朝という昼にも夜にも属さない時間帯に、移ろいゆく光と空気の関係を捉えた作品を発表します。それは、村や高原が見せる現象を眼差した記録でもあります。 キュレーター:原 亜由美 協力: 木島平村/deeper Japan ◉羽田 誠 [Makoto Hada] 愛知県生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒。流行通信THE STUDIO入社後、浅川英郎に師事し、その後フリーランスとして活動。商業撮影のほか、精力的に作品集や展覧会を発表している。作品集『Baumkuchen』(2015)『THROUGH』(2017)『あのかどを曲がる頃』(2018)他。主な展覧会「THROUGH」(平和紙業ペーパーボイス 2017)「あのかどを曲がる頃」(knot gallery 2018)「far from」(Sony Imaging Gallery 2022)など。 https://makoto-hada.com/ ◉原 亜由美 [Ayumi Hara] 新潟県生まれ。キュレーター、コーディネーター。展覧会・作品集の企画、制作進行、編集などを手がける。 Makoto Hada Photo Exhibition 2025.2.27(thu)-3/9(sun) Open:Thu-Sat 12:00-19:00 Sun 12:00-17:00 Close:Mon-Wed

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Another side of Herbie Yamaguchi
ハービー・山口 写真展
2025/2/1(sat)〜16(sun)

2025年2月1日(土)ー16日(日) [内覧会]2025年1月31日(金)16:00-19:00 [木・金・土]12:00ー19:00  [日]12:00ー17:00 ※月・火・水 休廊  Swinging The Swell Of Time 写真家として50年を超え、世界中の〝時代のうねり〟に身も心も委ねながら、常にシャッターを押し続けてきたハービー・山口。希望を抱きながらも、時に痛みや嘆きを感じ、思索的な一面の作品にも再びスポットを当てる。新たな視点から時代や国をも超えて均しい表情を持つ作品(未発表・新作含む)をセレクトし展示・販売いたします。 ◉ハービー・山口 [Herbie Yamaguchi] 1950年東京都生まれ。写真家、エッセイスト、日本写真芸術専門学校校長。23歳でロンドンに渡り10年間在住、劇団の役者を経ながら写真活動に励む。折からのパンクロックのムーブメントの中、ミュージシャンのポートレートが高く評価された。幼年期に患った病歴の末、写真のテーマを「生きる希望」とし人物を撮り続けている。中山美穂、福山雅治、THE BOOM、THE MODS、桑田佳祐、稲垣潤一、BOØWY、エレファントカシマシなどのCDジャケットを手がける。また、布袋寅泰のアルバム『GUITARHYTHM』で8曲の英語詞での作詞を行った。写真集、エッセイ集発表の他、ラジオDJや俳優として映画出演などの活動も行う。2011年度日本写真協会賞作家賞受賞。個展・著作多数。作家名の由来は、敬愛するジャズフルート奏者ハービー・マン(Herbie Mann)より。 http://www.herbie-yamaguchi.com/ Instagram:@herbieyamaguchi Another side of Herbie Yamaguchi Herbie Yamaguchi Photo Exhibition 2025.2.1(sat)-16(sun) Open:Thu-Sat 12:00-19:00 Sun 12:00-17:00 Close:Mon-Wed

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Cellule
作曲家と写真家による作品展と演奏会
2025/1/25(sat)

2025年1月25日(土)
←満席になりました(1/12) [Cellule] 作曲家と写真家による作品展と演奏会 作曲家 海老原 太の新作によって構成される演奏会、及びそれらの曲集から着想を得て制作された写真家 縣 美千子による写真展を同一空間にて開催いたします。 出演:岡田恵美子(フルート)、永谷陽子(ファゴット) 作曲:海老原太 写真:縣美千子 \concert/ 「フルートとファゴットのための作品集IⅢ “Cellule”(胞)、IV “Entre Deux Mondes”(二つの世界の間で)」 日時:2025年1月25日(土)15:00 開演 会場:iwao gallery 東京都台東区蔵前2-1-27 2F(御蔵前通り) 定員:20名(要予約) 入場料:1,000円 \exhibition/ 同日12:00~15:00(公演開始前まで)入場自由・無料 お申し込みは、2024/12/23(月)より開始いたします。 ーーーーーーーーーー 
入場料:1000円 定員:20名(要予約) 
※お申込受付は先着順とし、定員になり次第締め切りとさせていただきます。 
※配信等の予定はありません。 【ご予約・お問い合わせ】
 メールにてご予約ください。
①お名前 ②お電話番号をご記入の上、件名「2025/1/25 演奏会」info@iwaogallery.jpまでお申し込みください。 ーーーーーーーーーー  今回のコンサート(また、作品展)について、いくつか珍しいとも言える特徴的な点について触れておきたいと思います。  第一に、フルートとファゴットのデュオによって演奏が行われるという事です。クラシック音楽の長い歴史を顧みても、この2本の楽器だけのために書かれた曲を見つけるは難しいと思われます。これは、それぞれの楽器が得意とする音域が開離し過ぎる傾向があるため等の理由によるものでしょう。しかし、この問題を演奏技術と作曲上の工夫によって克服することで、広い音域と異なる性質の音色を駆使して新たな可能性を追求するという意味で、演奏家と作曲家が協力しての恰好のチャレンジとなります。  第二に、曲目は全て一人の作曲家の新作のみによって構成されており、このコンサートにおいて発表されることを目的とした一貫性のあるプログラムと言えます。  さらに、この演奏会は写真作品の展示を伴って行われます。タイトルにCellule(胞)とありますが、ともに発表される音楽作品の構造や手法から着想を得て、視覚的に変換し表現されたものです。  是非、様々な観点からお楽しみ頂きたいと思います。  なお、曲集 “Cellule”についてですが、小さなモチーフのみによって有機的に構築される一連の作品が中心になっています。ここでは厳格な書法を自らに課していますが、それに対し次の曲集〝二つの世界の間で〟では素材を限定しないより自由な表現で、睡眠と覚醒の間を彷うような、混沌とした状態の中に心地良さを見出そうとする、そんな音楽を作りたいと思いました。 2025年1月 海老原 太

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遺品談話室
トークイベント 松岡和子×大竹昭子
2024/12/11(wed)

2024年12月11日(水)←満席になりました(11/27) 19:00〜20:30(開場18:40) 松岡和子[翻訳家]×大竹昭子[作家] 遺品談話室 故人が大切にしていた思い出の品をみなで持ち寄り語り合う「遺品談話室」が、今年5月~6月に、森岡書店別室で開かれました。13人の方が参加し、そこで語られたことがこのたび『遺品談話室 遺品にまつわる十三の物語』という1冊にまとまりまりました。企画段階から関わり参加した作家の大竹昭子さんと、大竹さんに誘われて集った翻訳家の松岡和子さんのトークイベントをiwao gallery で開催いたします。それぞれどんな遺品を持ち寄ったのか、故人について語ることはどんな心の変化をもたらしたのか、長く親交のあるおふたりに語っていただきます。会場には本書を編集・刊行した「ものとかたり」の川端美香さんと野口玲さんも臨席いたします。 ーーーーーーーーーー 参加費:3,000円 『遺品談話室』1冊+カタリココ文庫『室内室外』1冊付き 定員:25名(要予約) ※配信等の予定はありません。 【ご予約・お問い合わせ】 ①お名前 ②お電話番号をご記入の上、件名「12/11トークイベント」monotokatari@gmail.comまでお申し込みください。 企画・主催:ものとかたり/大竹昭子 ーーーーーーーーーー ◉本書あとがきより 「初めて会った者同士が、挨拶もそこそこに、持参した遺品をおもむろにテーブルの上に出し語り始めます。何を話していいのか分からずに来ましたという方でも、目の前の物にはただならぬ思いがあるので、言葉は自然に溢れてくる。してあげたかったこと、してもらったこと。できたこと、できなかったこと。胸が詰まるような思いを抱えながらも、話すことで、みなさん穏やかな笑顔になっていく」 川端美香   『遺品談話室 遺品にまつわる十三の物語』 (ものとかたり別冊) 企画・発行:ものとかたり ページ数:102頁 判型:A5判 変 (148mm x 188mm) 発行日:2024年10月30日  定価:1,980円(税込) https://monotokatari.stores.jp/

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す き ま の あ る じ
ギャラリートーク 管啓次郎×久保田沙耶
2024/11/22(fri)

2024年11⽉22⽇(金)
←満席になりました(11/16) 
19:00ー20:30(終了予定) 管啓次郎(詩人・比較文学研究者)×久保田沙耶 詩人・管啓次郎氏を迎えギャラリートークと朗読会を開催いたします。 定員:20名(要予約) 
参加費:無料 
※お申込受付は先着順とし、定員になり次第締め切りとさせていただきます。
 ※配信等の予定はありません。 【ご予約・お問い合わせ】
 メールにてご予約ください。
①お名前 ②お電話番号をご記入の上、件名「11/22ギャラリートーク」info@iwaogallery.jpまでお申し込みください。 ◉久保田沙耶 [Saya Kubota] 1987年茨城生まれ。東京、鳥取、宮城、兵庫などを拠点に活動。筑波大学芸術専門学群卒業。東京藝術大学大学院美術研究科修了後、同博士号取得。日々の何気ない光景や人との出会いによって生まれる記憶と言葉、それらを組み合わせることで生まれる新しいイメージやかたちを中心に、平面や立体作品、さらには独自の装置を用いたインスタレーションなど、様々なメディアを駆使しながら制作を続ける。主な個展に「material witness」(2016 大和日英基金)、主なプロジェクトに「漂流郵便局」(2013 瀬戸内国際芸術祭)など。 ◉管啓次郎[Keijiro Suga] 1958年生まれ。詩人、批評家。明治大学理工学部教授。詩集に『Agend’ Ars』『島の水、島の火』『海に降る雨』『時制論』『数と夕方』『狂狗集 Mad Dog Riprap』(左右社)、『犬探し/犬のパピルス』(Tombac)、英文詩集にTransit Blues (The University of Canberra)がある。紀行文集『斜線の旅』(インスクリプト) により読売文学賞受賞(2011年)。エドッアール・グリッサン『〈関係〉の詩学』『第四世紀』(インスクリプト)をはじめ、翻訳書多数。2021年、多和田葉子、レイ・マゴサキらによる管啓次郎論を集めた研究書 Wild Lines and Poetic Travels (Doug Slaymaker ed., Lexington Books)が出版された。

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Saya Kubota|Hosting the In-between
す き ま の あ る じ
2024/11/21(thu)〜12/8(sun)

2024年11月21日(木)ー12月8日(日) [木・金・土]12:00ー19:00  [日]12:00ー17:00 ※月・火・水 休廊  宮城、東京、兵庫、鳥取などを拠点に活動する現代美術家・久保田沙耶の個展を開催いたします。本展「すきまのあるじ(Hosting the In-between)」は、Yu Harada(曙橋)での久保田沙耶展「もぬけの城」から1年ぶりの都内での個展になります。 1年前、彼女は小さな砂浜を見つけ、岩礁の窟の中にひっそり住んでいる貝、引き潮の時に少しだけ海水が残ったところを棲家にしているヤドカリに出会います。寝そべって砂に埋もれ丸一日でも過ごすことができた砂浜に魅了されていきます。家の間の隙間に住んでるカタツムリ、メスのために一生懸命隙間に美しい巣をつくるオスドリ、岩の裏にはりついたたくさんのフジツボ……。そういう名もなき子たちの目線を借りて、やわらかい砂を隙間に埋めてあげるような、手からこぼれ落ちる悲しさをもやさしさに変え作品へと導きます。iwao galleryの浜辺に辿り着いた作品たちが鑑賞者をいざなうことでしょう。 <ギャラリートークと朗読会> 管啓次郎(詩人・比較文学研究者)×久保田沙耶 11.22(金)19:00ー20:30 定員20名(無料、要予約) ◉久保田沙耶 [Saya Kubota] 1987年茨城生まれ。東京、鳥取、宮城、兵庫などを拠点に活動。筑波大学芸術専門学群卒業。東京藝術大学大学院美術研究科修了後、同博士号取得。日々の何気ない光景や人との出会いによって生まれる記憶と言葉、それらを組み合わせることで生まれる新しいイメージやかたちを中心に、平面や立体作品、さらには独自の装置を用いたインスタレーションなど、様々なメディアを駆使しながら制作を続ける。主な個展に「material witness」(2016 大和日英基金)、主なプロジェクトに「漂流郵便局」(2013 瀬戸内国際芸術祭)など。 Instagram:@sayakubota Hosting the In-between Saya Kubota Exhibition 2024.11.21(thu)-12.8(sun) Open:Thu-Sat 12:00-19:00 Sun 12:00-17:00 Close:Mon-Wed

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