少し遠い景色
奥山帆夏個展
2026/9/3(thu)〜20(sun)

少し遠い景色 奥山帆夏個展 2026年9月3日(木)〜20日(日) [木・金]13:00ー19:00[土・日]12:00ー17:00 [休廊]月・火・水   この度、iwao galleryでは奥山帆夏の個展「少し遠い景色」を開催いたします。 奥山は、初期から現在に至るまで、樹木をモチーフに制作を続けています。一見、風景画のように見えるその画面には、淡く柔らかな色彩が重なり、余白の中から樹木の輪郭が浮かび上がります。木々は支持体から独立し、まるで薄い皮膜のように画面に現れ、見る者の視線をその奥へと誘います。具象的なモチーフと抽象的な色彩が行き来し、私たちが〝風景〟として捉えている輪郭そのものが揺らいでいきます。 「風景は少しずつ記憶によって形を与えられ、ひとつの景色として立ち上がってくる」と奥山は言います。私たちは、目の前にある風景をそのまま記憶しているわけではなく、時間の中で少しずつ薄れ、変容しながら、やがて自分自身の中の〝景色〟として残っていきます。 手が届かないほど遠いのではなく、見えているのに完全には掴むことのできない、少し遠い景色。その距離の中で、奥山の絵画は静かに姿を変えていきます。絵の前に立つことで、いつしか鑑賞者自身の記憶の中にある〝景色〟とも重なっていくのかもしれません。この機会にぜひご高覧ください。 ーーーーー 日常の景色や旅先での印象的な風景でさえ、私たちはそれを完全に実感することは難しく、 やがて記憶の中で緩やかに薄まり、馴染んでいきます。 奥行きを持って広がっているはずの風景が、一枚の面としてキャンバスに閉じ込められている ーー風景が〝見えている〟のか、それとも〝模様として刷り込まれている〟のか、 見ることによって生まれる像の境界が揺らぐとき、そこに残されるのは、曖昧になった記憶なのかもしれません。 そして、風景は少しずつ記憶によって形を与えられ、ひとつの景色として立ち上がってくるのです。 奥山帆夏 ーーーーー ◉ 奥山帆夏[Honoka Okuyama] 1996年北海道札幌市生まれ。2022年東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了。近年の活動として、個展「隣の秒針」(2022 JINEN GALLERY/東京)「Scene」ヨロコビto(2023 ヨロコビto/東京)「Scope」(2023 toov gallery/札幌)など。「Visions」YUKIKO MIZUTANI (2022 YUKIKO MIZUTANI/東京)「風が透る」(2023 YOD TOKYO/東京)「Abstract of the Memory(2023 ANAインターコンチネンタルホテル東京/東京)「待ち合わせの目印 野口清村 奥山帆夏共作展」(2024 toov gallery/札幌)「立ち顕れるー生きられた世界の見取り図」(2025 GALLERY SCENA/東京)「コレクターズIVートリガーと鏡」(2025 福岡市美術館/福岡)など、グループ展も多数。パプリック・収蔵先として「自由が丘駅前仮囲いアートプロジェクト JIYUGAOKA CITY GALLERY」(2024 東京)「コードヤード・バイ・マリオット札幌」内装アート(2024 札幌)など。 Instagram:@o__1518 WEB|https://honokaokuyama.com Distant views Honoka Okuyama Solo Exhibition…

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